ロケツーリズム協議会
成功事例が導く観光客UPの秘訣。映画・ドラマで、まちが変わる!

《大分県》18市町村が連携してロケ誘致

2015年6月、大分県は18市町村と民間3団体で連携して「大分県ロケツーリズム推進協議会」を設立

問い合わせ窓口を一本化し、制作者からの依頼内容をメーリングリストで即座に共有しながら多彩な要望に対応できる仕組みを構築した。ロケ誘致・活用の専門講師のレクチャーを受けながら、撮影終了後にロケ地を観光資源として活用するための施策の協議も行っている。

制作者への積極的な訴求

それまでも県内への映画のロケ誘致としては、大分市の『綱引いちゃった!』(2012年)や宇佐市の『カラアゲ☆USA』(2014年)などで実績がある。しかしながら、市町村や民間団体が個々で対応していたことによって、制作者のニーズを満たせないことがあったという。

協議会の設立後はロケ誘致・活用の専門講師のアドバイスを元に、制作者にとって魅力のあるロケ地を精査してロケ地検索サイト、ロケ地情報誌で情報発信を行った。また、2016年には2度に渡って、ドラマ・映画のプロデューサーや制作部を招いてロケハンツアーを実施。大分県のロケ受け入れ体制や豊富なロケ地のPRを積極的に行った。

話題作が続々と決定

こうした県を挙げての取り組みによって、制作者の間でロケ地としての大分県の認知は一気に高まった。豊後高田市でのロケハンツアーに参加した、共同テレビジョンの吉見健士プロデューサー(ドラマ『孤独のグルメ』)は、「受け入れ体制もよく、空港から近いのもありがたい」と語る。

協議会の設立から3年にも満たないにもかかわらず、注目作品が続々と決定している。人気アーティストが初主演したことで注目された映画『サブイボマスク』(2016年)を誘致し、物語の舞台となった中津市や杵築市が賑わったほか、豊後高田市で撮影された映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など、今後も続々と県内で撮影された話題作品の公開を控えている。

【成功ポイント】

○県知事直下の18市町村のオール協力体制

○県庁窓口1本化による連絡網の設計

○制作者への積極的な訴求 ※2016年制作者向けロケハンツアー×2回