ロケツーリズム協議会
成功事例が導く観光客UPの秘訣。映画・ドラマで、まちが変わる!

《静岡県河津町》1本のドラマで町が変わった!

映画『伊豆の踊子』の舞台としても知られている静岡県賀茂郡河津町。春には例年100万人の見物客が集まる河津桜に加えて、通年で河津町の観光資源となっているものが、わさびを使ったグルメだ。

 1本のドラマで火がついた、ご当地グルメ「わさび丼」

それは1本のドラマから始まった。2012年からシリーズ化されている人気ドラマ『孤独のグルメ』の中で、主人公の井之頭五郎がおかわりまでしたグルメが「わさび丼」だった。ドラマの放送前に「わさび丼」を提供していたのは2店舗にとどまっていたが、ドラマで人気に火が付き15店舗が提供するまでになった。ドラマに登場した店舗では連日長蛇の列ができている。

 自立した組織の誕生

わさびを通じてより多くの人に河津町の魅力を知ってもらうべく、商工会員を中心とする「河津わさびで泣かせ隊」によって、専門家の指導のもとでわさびを使った新たなグルメの開発も行われた。そのひとつが、わさびを練り込んだバターと粒あんをパンに挟んだ「あんバタわさこ」だ。2015年に開催された“行きたいまち決定戦”第1回全国ふるさと甲子園で、河津町はわさび丼やあんバタわさこでまちの魅力をアピールし、一般来場者からの投票で準グランプリとなった。

 観光客が楽しめる「マップ」

同町が舞台となった、映画『大人ドロップ』に出演した女優の小林涼子さんを案内人としてウォーキングマップが作られるなど、実際にまちを訪れて「あんバタわさこ」など新河津グルメを楽しんでもらうための施策が行われている。

【成功ポイント】

○作品の中に地元の隠れた名物「わさび丼」が登場

○地元の名産品わさびを使ったグルメ開発

○ロケ地と共にグルメを楽しめるマップの作成